授業紹介 産業社会と人間

総合学科ならではの授業である「産業社会と人間」では、体験学習や生徒同士の討論を通して、職業の選択・決定に必要となる力や職業観、将来の職業生活に必要な資質・コミュニケーション能力などを養うことを目的としています。

本校での「産業社会と人間」でのねらい
 1. 卒業後の進路自分の生き方について考える
 2. 「科目」を選択する考え方や態度を養う
 3. 学ぶことの意義について理解を深める

「産業社会と人間」の内容と到達目標
 (1)内容
   ①自己理解 ②学校訪問 ③科目選択(履修計画) ④職業理解
   ⑤インターンシップ ⑥ライフプラン
   ※産社学年発表会、総合学科発表会で学習成果を発表
 (2)到達目標
   ①自ら学ぶ力の育成
   ②キャリアデザイン(設計する)
    ~学ぶ、働く、生きる~
  【身に付けたい力】
   聴く力:相手の話をしっかり聴いて理解を深める力を身につける
   調べる力:情報を収集し、調べたことを分析する力を身に付ける
   考える力:収集・分析した情報をもとに考察する力を身に付ける
   まとめる力:文章、図表等を書きおこし表現する力を身に付ける
   発表する力:自分の意見を分かりやすく相手に伝える力を身に付ける
   ~社会的・職業的自立に向けて必要な能力を身に付ける(キャリア学習)~

「産業社会と人間」の授業計画
  4・5月:自分を知る
   ⇒ 自己理解 自己をみつめ、自分の興味・関心、学力・適性を知り、
          周囲の人と相談して、科目選択につなげる。
  5月から10月:職業を知る
   ⇒ 職業理解 ①職業の種類やその特徴を理解し、自分に適した職業は何か考える。
          ②職業的な視野を広げ、将来を広く見ることができるようになる。
          ③進路実現を図るため、職業をよく知ることが大切であることを理解する。
  6月:上級学校での学びを体験
   ⇒ 学校訪問 進路実現の選択肢の一つとして進学を考え、興味・関心のある学校を体験
             することで広い視野を持って自らの将来について考える。
  6月から9月:2年次以降の時間割作成
   ⇒ 系列ガイダンス 希望進路に応じて、5つの系列から選択する。
             ①人文・科学系列 ②人間コミュニケーション系列
             ③情報・ビジネス系列 ④生活・福祉系列 ⑤社会・文化系列
     科目選択ガイダンス 普通・専門教育にわたる幅広い教科・科目が開設されており、
               自分の個性や進路に応じて、科目を選択する。
  12月:インターンシップ
   ⇒ 職場体験学習および学校教育の一環としてのインターンシップとする。
     (1)働くことや創造することの喜びを体得する。
     (2)将来の進路への関心と自覚を促し、進路の選択・決定能力を養う。
     (3)実際的・体験的な活動によって、望ましい勤労観や職業観を身に付け、
        現実の社会環境に対応できる人間を育成する。
     (4)地域の文化や産業に直接触れて、地域文化の後継者としての関心と自覚を促す。
  2月:総合学科発表会
   ⇒ 「産業社会と人間」の取り組みをまとめ、発表することで、達成感を得るとともに、
     発表能力・プレゼンテーション能力を養う。
     また、発表を聴くことにより、情報の共有化・教養の深化を図る。
  2月・3月:ライフプラン
   ⇒ ①自分の大切なものや得意なことを整理して、「生き方をデザイン」する。
     ②将来の夢や希望を実現するために、高校生活での目標を具体化する。
     ③自分の考えをわかりやすくまとめ、他者に伝える練習をする。