令和4年3月11日(金)3・4校時
病気などにより、治療しても治る見込みがなく「死」が避けられない状態にある方へのケアを「終末期ケア」といいます。
「死」は誰にでも訪れるものです。
福祉の授業の中では、人生の最期をその方らしくいられるよう、本人や家族の意向を尊重し、様々な専門職や周囲の方々と連携しながらケアを行っていく大切さを勉強します。
今回は、実際に家族を看取られた方のお話を聞いてみよう!!ということで、本校職員のMさんを特別ゲストとして招待し、ご自宅で看取られたお母様のお話をして頂きました。
普段、生徒を前に話をする機会がないMさんはとても緊張されていましたが、少人数ということもあり、和やかな雰囲気の中、授業はスタートしました。
お母様の病気がわかったときのこと
治療に関わる色んな問題
自宅での介護のこと
きつかったことや、嬉しかったこと…
いろんなことがあったけれども、家族と協力して、専門職のサポートも受けながら自宅で看取ることができたのは、幸せだったとお話して下さりました。
最初は終末期ケアについて「大変そう」「きつそう」と思っていた生徒達も、Mさんのお話を聞いた後には、自分なりの考えが深まったようです。
~生徒の感想~
・Mさんが幸せそうだったし、看取られたお母さんもきっと嬉しかったと思う
・家族や大切な人の最期を看取ることがあるかもしれないから、その時はお互い笑顔でいれたら…
・今、生きている時間を大切にしたい
・いつもはあまり両親と話さないけど、今日は話してみようと思う